【知ってますか?】紅茶の歴史とは?やはりイギリスが最初?

歴史

今では世界中で飲まれ親しまれている紅茶ですが、紅茶はいつ頃誕生して飲まれるようになったのでしょうか?やっぱりお茶がルーツなのでしょうか?また、紅茶といえばイギリスが有名ですが、イギリスが初めて紅茶を飲んだ国なのでしょうか?

ということで今回は紅茶の歴史について書いていきたいと思います。

紅茶の誕生と世界へのデビュー

中国で生まれ世界に広がったお茶は、不発酵タイプの緑茶でした。宋時代(10~13世紀)になると、発酵させたウーロン茶のようなタイプが登場しますが、どういうきっかけで茶葉を発酵あっせるようになったのかなど詳しいことは分かっていません。

紅茶が誕生したのは、ヨーロッパのニーズによるところが大きかったようです。ヨーロッパでは食生活との相性のよさから、不発酵の緑茶より発酵させたウーロン茶系の武夷茶(ボヘアティー)のほうが好まれました。そして武夷茶の需要とともに、もっと強く発酵させた茶が欲しいという要求が高まります。このニーズに応じて中国は18世紀後半に「キームン紅茶」「ラプサンスーチョン」の紅茶に力を入れだしたといわれています。

ヨーロッパで最初にお茶を知ったのはポルトガルで、その後当時東方貿易の中心だったオランダに代わり、フランス、ついでにイギリスにも伝えられました。

紅茶に革命を起こしたアッサム種の発見

紅茶は19世紀に大きな発展を遂げます。きっかけは1823年、イギリスの冒険家であるロバート・ブルース少佐が、それまで中国にしかないと思われていた茶樹を、インドのアッサム地方で発見したことでした。これはインドに自生していた茶樹で、中国種とは別の種類でした。

この発見は、紅茶にとって2つの点で大きな意味を持っていました。ひとつは、当時のインドはイギリスの植民地でしたので、イギリスが中国からの輸入に頼らず、独自に紅茶を生産できるようになったという点です。

もうひとつは、アッサム種は中国種よりも耐寒性が強く葉が大きかったので、今までよりも紅茶の大量生産が可能になった点です。さらに、中国種に比べるとアッサム種の茶葉は、紅茶をつくるのに適した種類でした。

アッサム種を使って最初に紅茶をつくったのは、茶樹を発見したロバート・ブルース少佐ではなく、弟のC・A・ブルーでした。彼の成功をもとに、アッサム地方には大規模な紅茶の生産施設がつくられました。そして、イギリス向けの紅茶が大量生産されるようになりました。

これによりイギリス国内に紅茶は広く、普及し、紅茶文化が発展します。そして紅茶が世界中に広まっていくことになります。

やはり、紅茶が世界に広まったのはイギリスの影響だったのですね。

日本の紅茶の歴史

日本にお茶が伝えられたのは奈良時代、遣唐使として行基や空海らが中国から持ち帰ったことによると考えられています。当時のお茶は、僧侶や貴族など一部の階級の人たちは、儀式などの際だけに飲む貴重なものでした。

安土桃山時代に入ると千利休により茶道が生まれます。茶道は精神文化として大名たちの間に広まり、大名たちが積極的にお茶をつくらせたおかげで、お茶は庶民にも欠かせない飲み物となりました。

古くからお茶に親しんできた日本ですが、紅茶が入ってきたのは開国以降でした。日本に最初に紅茶を伝えたのはイギリスで、明治初期のことだったといわれています。

19世紀末になると、紅茶が本格的に輸入され始め、1972年に三井紅茶(現在の日東紅茶)が日本初の国産紅茶を売り出すと、だんだん一般の人にもひろまっていきました。

紅茶に関する出来事

220~280年頃:中国で茶の飲料が始まる

748年頃(奈良時代):行基が中国から茶樹を持ち帰る

760年:陸羽が「茶経」を著す

805~806年(平安時代):最澄が中国から茶種を持ち帰り、比叡山周辺で栽培を始める

1214年(鎌倉時代):栄西が日本初の茶書「喫茶養生記」を著す

1559年(室町時代):イタリア人のラムージオが「航海記集成」を記し、ヨーロッパへ紅茶の存在が伝わる

1610年(江戸時代):オランダ東インド会社が中国茶の輸入を開始する

1650年:イギリスにコーヒーハウスが誕生

1662年:ポルトガルの王女キャサリンが、イギリスのチャールズ二世のもとに嫁ぎ、英国王室にお茶を広める

1680年:イギリスでミルクティーが正当派の飲み方とされる

1689年:イギリス東インド会社が中国から直接茶の輸入を開始する

1721年:イギリス東インド会社が中国の茶の輸入を独占する

1773年:ボストン茶会事件が起こる。アメリカ独立戦争の原因となる

1840年頃:イギリスの公爵夫人アンナにより、アフタヌーンティーの風習が生まれる

1823年:イギリスのロバート・ブルースがアッサム種の茶樹を発見

1839年:イギリスにもアッサム会社が設立され、アッサム地方での紅茶栽培が盛んになる

1841年:イギリスのA・カンベルがインドのダージリンに茶樹を植える。ダージリンの誕生

1873年(明治時代):ジャワ島にアッサム茶の種子が導入される

1887年:日本に初めて紅茶が輸入される

1906年:リプトン(イエローラベル)の紅茶が日本に輸入され、紅茶販売が始まる

1927年:三井紅茶(日東紅茶)が日本初の国産紅茶を販売する

まとめ

紅茶が広がるきっかけとなったのは、インドでアッサム種が発見されたからでしたね。これがなければイギリス国内に紅茶が普及するのはもっと遅かったかもしれません。

日本はお茶は奈良時代から飲まれていたようですが、紅茶は開国時代以降に伝えられたんですね。意外と遅いですよね。まあ近代化したのがそのくらいですから仕方がないのかもしれません。

紅茶の歴史を知るとますます紅茶のことが好きになりました。

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